東京工業大学 編入試験体験記

H31年度東京工業大学,学力選抜の編入体験記です.

僕は工学院,電気電子系を受験しました.

 

 

東京工業大学について

理系で知らない人はいないでしょう.

理系,工学系の最高峰に値する大学です.

23区内にあって,アクセスも良い場所にあります.

僕は文化祭でちょっと行ったくらいですが,とてもいい大学だと思います.

 

学力選抜は筆記試験,面接試験です.

筆記試験の科目は全学科共通になっていて,

数学,物理,化学,英語の4科目です.

 

面接試験は志望する学科ごとで行います.

 

東工大には合格の得点ボーダーがあると言われます.

年によって前後するみたいですが,4科目合計が240点以上が目安だそうです.

1科目100点として,平均6割とれればいい計算です.

 

ひとつ面倒なのが募集要項の取り寄せです.

一般の入試やパンフレットなどはインターネットから請求ができるのですが,

編入試験の募集要項に関しては,郵送もしくは現地での請求だけです.

自分で返信用封筒を送って,募集要項がおくりかえされてくるみたいな.

HPだとインターネットから請求できそうな記述があった気がしますが,

実際には郵送または直接のみなので注意して下さい.

 

 

学力試験の傾向

1日目に数学,物理,化学の筆記試験があり,

2日目に英語,面接があります.

結局,ちゃんと問題内容を研究しないまま受けたので雰囲気だけ紹介します.

 

数学

一般的な編入試験に出そうな種類の問題が多いです.

行列,微分方程式極値,重積分,など.

ただ,計算量は他の大学の試験に比べて多いと感じます.

それと知らないと解けないような問題も時々出ています.

H30年の行列の問題は初見で解けなかったです.

ある法則を知っていればするする~~っと解けたのでそんな感じです.

 

時間は120分あるのでつまらないミスをしなければだいたい時間が余ると思います.

そもそもここを受ける人はほとんど数学得意でしょう.

変なミスをしないように対策して満点を狙いに行くようにしないと厳しいです.

物理

問題の構成はだいたい毎年3問,力学,電磁気学,波動or熱力学です.

熱力学の年はラッキー,さほど難しくないので大きな得点源です.

力学はいろいろ.

最近だとエレベータからみたツバメの問題が難しかったと思います.

電磁気学は電界電位,磁場に関連したものなど.

H30はここが電気回路でしたが,これまでほとんど電磁気学からの出題です.

化学

No対策なので突っ込んだ話は1ミリもできません.

問題構成としては,大問6つで,

理論化学,物理化学,無機化学有機化学からそれぞれ2問づつという感じです.

高校~大学レベルまで出るので,非化学系には結構辛いです(主観).

英語

超長文といわれる英文が2つあり,それぞれに小問がいくつか設定されます.

A4用紙4枚分の英文がだいたい出るので,それなりの速読力がないとまず読み切るのが難しいです.

問題数もそれなりにあるので,得意でない場合は特に対策が必要でしょう.

英作文もあります.

面接

面接は各出願した系ごとに行われます.

口頭試問は基本的に無いようです.

が,毎年どこか1つの系で順々に回しながら行っているみたいな話もあります.

運悪くその年に当たると,口頭試問があるかもしれません.

 

H31年度試験の詳細

記事を作成した時はちゃんと書こうと思ったのですが、

もう覚えていないので割愛します。

 

探したら同じ電気電子系で詳細に書いている方がいらっしゃったので

そっちを参考にしてもらえればと思います。

 

 

合否

不合格でした.

 

まあそりゃそうですよねって感じでした.

ボーダーに届いてないので当たり前です. 

完全に勉強量が足りませんでした.

受験までの流れ

前日(8/20)

お昼も少し過ぎたころ,東京駅へ.

4回目なので慣れたものです.

 

さっそく,ホテルへチェックイン.

 

今回のホテルは大田区蒲田に取りました.

試験会場の大岡山駅周辺にはホテルがありません.

一般に,大井町駅周辺にホテルを取る受験生が多いと思います.

僕は予約が遅れたので取れませんでした.

そのため,JRで2駅の蒲田駅周辺を選びました.

 

東京駅から蒲田駅までは京浜東北線で20分くらいです.

 

ホテルは京急EXインです.

2泊朝食なしシングルルームで15,000円でした.

部屋もホテルもきれいで,蒲田駅から徒歩5分の近さで,

この値段は結構いいと思います.

試験直前(2週間前)でも空きがあったので蒲田で取るならオススメです.

 

荷物をおいて,会場の下見に行きました.

蒲田駅からの移動ルートとしては,

JR蒲田駅 ⇒( 京浜東北線 )⇒ 大井町駅 ⇒( 京急大井町線 )⇒ 大岡山駅

という感じになります.

だいたい30分くらいです.

 

大岡山駅からは徒歩0分です.

なんと駅の目の前に校門があります.

すばらしい!

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はいるとすぐ,有名なチーズケーキ図書館があって,

奥へ進むとすぐ会場がありました.

位置だけ確認して,なるほどな?という感じで撤収.

 

下見ってなにしたらいいかよくわからなくてすぐ帰っちゃいますね.

 

前日ほとんどねれなかったおかげでクソネミでした.

ホテルで1時間仮眠.

 

夜は蒲田駅近くにある麺屋こころで夜ご飯を食べに行きました.

こころは台湾まぜそばで有名なお店です.

実は本店が東工大の隣りにあります.

営業時間的に試験後とかは微妙ですが,行けそうだったらぜひ行ってみてください.

 

台湾まぜそば大盛り,ブロック肉トッピング,学生のりサービス

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ちなみに台湾まぜそばは別に台湾の名産じゃないです。

 

めちゃめちゃおいしい

 

ちょっと気持ち悪くなったけれども

 

そんなこんなで,早めに寝ました. 

 

筆記試験日(8/21)

ドキドキがとまらなくて朝5時に起きました.

時間があまりにあったので適当にウォームアップしました.

多分役に立ってませんが.

 

8時半から会場に入れるので,

そのくらいを目指して7時40分ごろ出発しました.

 

蒲田駅から大井町駅までは激混み上り電車です.

ここだけは蒲田のマイナスポイントですね.

とはいっても2駅だけなのでまあよくね感.

 

大井町駅からは始発だし下り電車だしでスカスカです.

満員電車がどうしても嫌であれば大井町にホテルを取るべきでしょう.

 

会場についてすぐ、お手洗いに迷いました.

ふつうにありました.

アホでした.

 

集合時刻になって、試験の注意や問題解答用紙の配布など.

 

 

数学の試験のあとは向かいにある食堂で、買っておいたもので昼食を済ませました.

1時間ちょっとくらいの微妙な時間なので外に出ると間に合わなさそうです.

 

物理、化学の試験の後、終わりに次の日の面接会場が案内されました.

と言っても各系の場所と集合時間の書いた紙が配られただけですが.

必ず場所を確認してから帰るようにと指示がありました.

 

場所を下見して蒲田に帰りました。

 

この日はTrySailのメンバーでもある麻倉ももさんのシングルCDのフラゲ日でした。

 

パンプキン・ミート・パイ

パンプキン・ミート・パイ

 

買いました。

ハピネスピースになれます。買いましょう。

 

筆記・面接試験日(8/22)

1日目と同様に移動.

相変わらずJR2駅分が超混んでました.

この日は面接もあるのでスーツで向かいました.

ただ,暑かったので上着は鞄にしまってます.

 

会場の他の受験生もだいたいスーツでした.

 

英語の試験は10:00からでした.

だいたい15分くらい前から問題,解答用紙が配られ,注意事項説明が始まります.

問題用紙には透かし防止用紙がなかったので表紙から結構英文が見えました.

特に注意もなかったので読んで大丈夫だと思います.

どんな内容の文章なのかくらいはつかめます.

 

90分で読み解くのはキツかったです.

読みきれずに悲しみを背負いました.

 

午後は各系の指定会場に集合です.

20分前くらいに行った気がします.

 

電気電子系は待機部屋に椅子が10人分ありました.

結局実際にいたのは8人だったと思います.

 

面接は前述の通りです.

 

そのまま帰りました.

 

 

その他

他の大学に比べて日程が遅く、長い戦いになると思います。

僕はだめでしたが、絶対に無理だという印象ではなくて、僕の敗因はただ勉強量と質が甘かったなあと感じました。

目指す方は最後まで勉強していってほしいと思います。

 

おわり

おわりです.

読んでくれた方ありがとうございます.